テセウスの船

まだろくでもない

マイナーソーシャルゲーム、MARVEL Future Fight(マーベルフューチャーファイト)のススメ

やろう、MARVEL Future Fight

 

初めまして。

ソーシャルゲームに"ほんの少しだけ"課金した後、CCCイベントにおける公式との解釈違いから呪詛を吐いて引退した僕です。

それ以来、Twitterに上がっているガチャ結果のスクショを見るたびに中指を立てる荒んだ日々を過ごしていたわけですが、

そんな僕が1年ほど前に出会ってから毎日ログインするほどハマっているソーシャルゲームがあります。

それがこちらのMARVEL Future Fight(マーベルフューチャーファイト)。

 

MARVEL Future Fight(以下MFF)はその名の通りMARVELコミックを題材としたスマートフォン向けアクションRPGで、2019年4月までに1億ダウンロードを記録した人気コンテンツです。

1億ダウンロードという数字は他のソーシャルゲームと比較しても驚異的ですが、ユーザーは世界規模で遍在しており、残念ながら日本国内に限ればユーザー数はおろか知名度すらかなり低いマイナーソーシャルゲームと言わざるを得ません。

しかし、世界中で遊ばれているだけあってゲームのクオリティは折り紙付き。

MCUシリーズが大ヒットし、街を歩けばいつでもMARVELのロゴを見かける日本においてMFFが流行らない理由はただただ知られていないからとしか考えられないのです。

そんなわけで、文字通り1人でも多くの日本人にMFFの存在と魅力を知ってもらうべくブログ記事を書くことにしました。

やろう、MARVEL Future Fight

 

 

MFFの魅力その1 尋常ではないキャラクター数

2019年4月現在、MFFに登場するキャラクターは190以上。

アイアンマン、スパイダーマンウルヴァリンを始めとしたヒーローはもちろん、サノスやDr.ドゥームのようなヴィラン、日本人にはあまり馴染みのないキャラクターまで幅広く実装されています。

とはいえMARVELコミックの長い歴史を考えればまだまだゲームに登場していないキャラクターも多く、実装済みキャラクターの数それ自体は大きな魅力と言えるほどではありません。

特筆すべきはその多くがオリジナル3Dモデルのプレイアブルキャラクターという点です。

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MFFではPS2PSvita、あるいはPS3のかなり出来の悪いほうのゲームに匹敵する高クオリティの3Dキャラクター達をバーチャルパッドを用いてスマホ上でリアルタイムに操作することができます。

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キャラクターごとに用意された個性的なアクションはまさに「動かすだけで楽しい」を体現しており、国内ソーシャルゲームの2Dターン制戦闘に技術的限界を感じていた我々の頭をガツンと殴るような衝撃があります。

これはMFFを語る上では外せない大きな魅力と言えるでしょう。

 

MFFの魅力その2 好きなキャラクターで遊ぶことができる

先に紹介した通りMFFには魅力的なキャラクターが個性的なアクションと共に多数実装されているわけですが、いくら実装されていても手に入れることができなければその魅力を体験することはできません。

残念ながら多くのソーシャルゲームには「ガチャ」と呼ばれる悪しきシステムが搭載されており、これまた残念なことに人気キャラクターほど入手難易度が高い傾向にあります。

アイアンマン、スパイダーマンウルヴァリン、そんな大好きなキャラクターに憧れてゲームをダウンロードしてもガチャに阻まれて現実のあなたのパーテイはこうです。

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リセマラを頑張ってなんとかアイアンマン1人を手に入れても精々この程度。

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そのため日本では多くのソーシャルゲームプレイヤーが渋々思い入れのないキャラクターを使うか、多額の課金をしてガチャを回すかの苦しい選択を迫られています。

しかし、ことMFFにはそんな心配はありません。

なぜならMFFにはガチャがないからです。

…?

MFFにはガチャがありません。

…!?!?!!!????

そうです、MFFではキャラクターを入手するためにガチャを回す必要がないのです。

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 MFFではほぼ全てのキャラクターをゲーム内素材によって入手、育成することができるため誰でも課金することなく好きなキャラクターで遊ぶことができます。

 もちろんリセマラも必要なし。

一応、キャラクター入手ガチャ自体は存在するのですが、ゲームシステムとして不具合を疑うレベルで効率が悪く、ほとんどのプレイヤーが利用していない死にシステムと化しています。

 ちなみに僕は1年前から微課金程度なら辞さない姿勢でMFFをプレイをしていますが、所謂「無課金石」を含めてキャラクター入手のためにガチャを回したことは一度もありません。

ソーシャルゲームに慣れている人ほど信じられないかも知れませんがMFFは「そういうゲーム」なのです。

 

MFFの魅力その3 育成要素が異様に奥深い

 さて、そんなわけで自分の大好きなキャラクターを入手した後は充実のモードに挑むべく育成に勤しむわけですが、この育成要素の異様な奥深さがMFF最大の魅力の1つです。

 多くのゲームと同じくまずはレベルアップとレベルの上限開放を繰り返して最大レベルを目指し、その後は各種要素を用いてステータスを上昇させるのが基本的な育成方法。

そのステータスがこちらです。

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物理攻撃力…物理防御力…エネルギー防御力…HP…

 防御力が2種類に分かれている程度で異様というほど奥深そうな様子はないと思いきや、詳細をタッチすると…

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いや、多すぎ!

その数なんと25項目。

これらのステータスをどのような要素で上げていくかと言えば、

「ユニフォーム」「ヒーロー装備」「強化ウル」「iso-8」「特殊装備」「コミックカード」「連合効果」etc…とこれまた多すぎ!

更にこれらの各要素についても強化や育成の概念がある始末。

極めつけになんとこれらの要素を最大限に活用しても全ステータスを最大値まで上げることはできず、どのステータスを重点的に上げるかは各プレイヤーの育成方針に委ねられているのです。

奥深い、あまりにも奥深い。

ここまで読んで「いや、これ本当に魅力か?面倒なだけでは?」と思った皆さんはご安心ください。

これらの奥深い育成はいわばやりこみ要素であり、特に初心者~中級者のうちは完全に無視をしても十分にMFFを楽しむことができます。

そして、ここまで読んで「奥深い育成要素…いいじゃん…」とニチャアとした笑顔で目を輝かせた皆さん、ようこそMFFへ。

 

 MFFの魅力その4 日本では攻略情報が全く手に入らない

僕の考える最後にして最大の魅力です。

 「これに関しては流石に魅力じゃねえだろ!」と憤った皆さん、まずは落ち着いてください。

少しだけ僕の話を聞いてください。

現在の日本ではタイトルの知名度に関わらずほぼ全てのソーシャルゲーム攻略は企業が運営する攻略サイトの主導で行われています。

個人プレイヤーも攻略や情報発信を行うことはありますが、常に検索トップに出てくる企業攻略サイト精力的な活動によって肩身が狭くなっているのが実情です。

この実情の良し悪しはさておき、企業攻略サイトが攻略対象のゲームの普及に寄与していることは事実であり、特に安定した更新頻度とテンプレートを用いた文章更生によって提供される攻略情報はゲームが"流行る"ために欠かせない要素と言っても過言ではありません。

ではMFFはどうなのかと申しますと、なんと現在MFFの攻略情報を扱っている企業攻略サイトは0件。

かつて攻略情報を掲載していたサイトはいくつか見受けられるものの全てが1年以上前に攻略情報の更新を停止しており、かろうじてカテゴリだけは残しているサイトも時たま公式のアップデート情報を転載するのみに留まっています。

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そんなわけでソーシャルゲームには珍しく「MARVEL Future Fight 攻略」で検索トップに出てくるのは有志の方々によって運営されている非公式攻略wiki

非公式とはいえ日本のMFFを支える重要な情報源であり、僕も初心者のうちはかなり助けられました。

しかし、企業攻略サイトに比べると更新頻度や文章更生にはどうしても限界があるため、「江戸時代に作られたのかな?」と思うような情報の古いページや「友達にlineで送ろうとしていた内容を間違えて貼ってしまったのかな?」と思うような乱雑な文章のページが散見されます。

アップデート情報の反映もソーシャルゲーム攻略サイトとは思えないほど遅く、新規キャラクターの実装から1ヶ月後にページが作られる程度は日常茶飯事です。

 そういった大きなサイトの力が弱いこともあり、MFFでは昔ながらの個人攻略サイトが大きな影響力を持ち…と言えればよかったのですが、残念ながら個人攻略サイトも企業攻略サイトと同じく非常に少なく「MARVEL Future Fight 攻略」と検索してヒットする活動中の個人攻略サイトほぼ存在しないというのが現状です。

「ほぼ存在しない」というのは「僕が検索した限りでは確認できなかったけど、インターネットは広いから1件くらいはあるだろう」という意味です。

 

 ここまでひたすらに日本MFF界隈の悲惨さを紹介して「やっぱり魅力じゃないだろ!」と思われたかも知れませんが、この悲惨な現状こそが魅力でもあると僕は考えています。

情報がとにかく少ないためアップデート直後には誰もが手探り。

新規キャラクターを見て「こいつは強いのか?弱いのか?」と頭を悩ませ、友達と議論し、数少ない情報源を何度も見返して更に考察を深める。

これは攻略情報に溢れた現代を生きる我々が忘れてしまった少年時代の"あの頃"を想起させるノスタルジックなゲーム体験なのです。

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え、今の少年って最初からスマホで企業攻略サイト見てるの…?

放課後に攻略本を持ってる友達の家に行ったりしないの…?

…ま、まぁ、感傷に浸れるかどうかは各世代、各経験によるものとして、情報を得られないゲームには情報を得られないゲームなりの楽しさがあるのです。

これは今そこにいるあなたにもきっと共感してもらえると信じています。

 

そんなわけで、僕の大好きなソーシャルゲームであるMARVEL Future Fightの魅力を4点ほど紹介させていただきました。

この記事を読んで少しでも興味を持った方はぜひダウンロードして遊んでみてください。

きっと後悔はさせません。

やろう、MARVEL Future Fight